定価:2,530円(税込)
編・著者名:有限責任監査法人トーマツ[著]/森 滋彦[執筆者代表]
発行日:2020年11月06日
判型・体裁・ページ数:A5・並・216ページ
ISBNコード:978-4-322-13575-6
バーゼルⅢの先のリスク管理
非財務リスク管理の実務対応を解説した貴重な1冊!
■非財務リスクを「コンプライアンス・リスク」「コンダクト・リスク」「サードパーティー・リスク」「サイバーリスク」「AI導入による業務高度化の推進とリスク」等に分類し、リスク管理現場で実際にどのようなアプローチをとることが可能かを示す。
■非財務リスク管理は、顧客、株主、従業員等ステークホルダーの不利益の最小化を目指すものであり、「質」の管理を目的とする。金融業界の中でも定まった方法が確立できていない当該テーマについて解説した貴重な1冊。
■海外、国内銀行のケーススタディや新型コロナウイルス(COVID-19)対応等、最新動向も掲載。金融機関リスク管理担当者、必携の1冊。
第1章 非財務リスク
第1節 「非財務リスク」とは
第2節 管理態勢・アプローチ
第2章 コンプライアンス・リスク
第1節 「コンプライアンス・リスク」とは
第2節 「コンプライアンス・リスク管理基本方針」の概要と金融機関の対応
第3節 金融機関に求められる実効的なコンプライアンス・リスク管理とは
第3章 コンダクト・リスク
第1節 コンダクト・リスクとは
第2節 コンダクト・リスク管理
第3節 コンダクト・リスクに係る課題
第4章 サードパーティー・リスク
第1節 サードパーティー・リスクとは
第2節 外部委託先管理とサードパーティー・リスク管理との相違点
第3節 サードパーティー・リスク管理基盤の構築(情報の集約と調査準備への展開)
第4節 サードパーティー・リスクのモニタリング(情報の活用とモニタリング)
第5章 サイバーリスク
第1節 定 義
第2節 サイバーリスク管理の実務的なアプローチ
第3節 サイバーリスク管理の定量化アプローチ
第4節 非財務情報としてのサイバーリスク
第6章 AI導入による業務高度化の推進とリスク
第1節 AI導入による業務高度化
第2節 AI導入に伴うリスク
第3節 AI固有リスクのコントロール
第4節 まとめと今後の展望
第7章 非財務リスク管理のケーススタディ
第1節 バークレーズ
第2節 ふくおかフィナンシャルグループ
第3節 百五銀行
第4節 りそな銀行
第8章 パンデミックリスク──新型コロナウイルス(COVID-19)への対応
第1節 背景・状況
第2節 対応状況・課題